「森のようちえん」の理念は、「自然の中でのびのびと」「大人は見守る役目」。帽子を忘れたら代わりに何をかぶるか、トラブルが起きたらどうするか? つまり毎日ゼロから考えて生きています。
「森のようちえんから続く小学校が欲しい」という保護者さんの声から生まれた「みんな違うから、おもしろい!」森のがっこうです。

一度切りの人生だから、自分の「好き」と「得意」を存分に活かし、やりたいことを全部探求して、思いっきり生きてほしい。

子どもは守ってあげなきゃ危ないことが分からない、しつけをしなきゃ善悪の判断ができないというのは間違った認識です。風りんりんの園児を見ていると、危険察知能力は大人よりも高く、善悪だけで物事を片付けない、深い愛情と本能で生きていることがわかります。大人が思う何百倍も、子どもはよく分かっていて、考えている。もちろん生まれたばかりの0歳でも。

私たち大人も、子どもの時「自分はいっちょまえ」と思っていましたよね? 大人に言われて嫌だったこともたくさんあったはずなのに、今はそれを子どもに押し付けてしまう。良い子育てと保育は「大人が教える」のではなく、私たちが忘れてしまった「子どもの力と可能性は無限大」ということを、子どもに教えてもらうことではないでしょうか。

様々な理由で学校に行けない子が増えています。「今の子は精神的に弱い」なんて一言で片付けられない現実はみなさんもご存じのとおりです。「みなと一緒じゃないと弾かれる」「はみ出たら打たれる」「意見を言っても否定される」ことで、たくさんの子どもたちが自己肯定感とコミュニケーションの場を失い、たくさんの才能が表に出る機会を無くしています。これはとても悲しいことで、未来の損失です。

森のがっこうは問題を解決する

子どもを取り巻く社会問題に、いじめ、虐待、指示待ちっ子、体力の低下などがあります。解決の糸口は、森のようちえん、そして森のがっこうにあると確信します。

いく場所は学校だけじゃなくていい時代が来ました。学校の形も様々、自由に選んでいいのです。週に1回は学校、他は自宅でネット学習、たまには何かの体験に行ったり、自宅で好きなことに没頭したり。

私はこれからの時代、画一的な「勉強」をしている暇があったら、自分の得意な分野で1万点をとるために寝食忘れて没頭したほうがいいと思っています。この「寝食忘れて没頭できる」人が本人も気づかないうちに世界を変えていくのです。

森のがっこうは、「子どもが向かいたい未来」へ向かえるよう、大人は愛情を持って見守り対話し、後押しする場所でありたい。そのためにスタッフも日々自己研鑽して子どもと一緒に成長していきます。

育みたい力

森のがっこう風之介

〒680-1412 鳥取県鳥取市宮谷393-7(校舎についてはこちら)
Tel: 090-5588-6857
Fax: 0857-77-3907

1日の流れ

森のがっこう風之介

  • 8:00-9:00 登校(野坂の家に集合)(バス 8:45)
  • 9:15 朝の会
  • 9:30-11:30 学びの時間・基礎学力の算数や国語の内容を自分の好きなかたちで学習します。その子が学びたい事を一緒に研究したり森に行って学ぶこともあります。
    • 子どもと話し合って決めます
    • 上原の家を拠点に自然フィールド(市内13か所)も車で行きます
    • 公共の施設(体育館、図書館)へも出かけます
    • 日本の行事をなるべくします
  • 12:00 自由時間(お弁当食べたり、お庭でものつくりしたり、近くの森で探検もできます)
  • 14:50 掃除、片付け
  • 15:00 帰りの会
  • 15:30 下校(バス 15:44)

毎日用意するもの

  • リュック
  • 長袖、長ズボン
  • 帽子、長靴
  • お弁当
  • 水筒
  • 着替え一式
  • 雨具
  • タオル
  • 筆記用具
  • 教材

要項

  • 対象年齢 6〜18歳
  • 定員人数 10人
  • 入学金 2万円
  • 月謝 2万円
  • 開校日 月、水、金曜日
  • 休校日 火、木、土、日曜日、祝日
  • 教材 その子に合う教材を子どもと親子さんで話し合って決めます(教材費は保護者負担となります)

令和5年度(2023年4月〜)は休校となります。そのため現在は入校希望の受付も休止しています。ご了承ください。

森のがっこう風之介をつくった人

2014年、鳥取市宮谷に「鳥取・森のようちえん 風りんりん」を立ち上げた、あっちゃん(徳本敦子)がつくりました。

「風りんりん」の理念は、「自然の中でのびのびと」「大人は見守る役目」。帽子を忘れたら代わりに何を被るか、トラブルが起きたらどうするか? つまり毎日ゼロから考えて生きています。そんな「風りんりん」を卒園したあとも続けて通える小学校がほしいという保護者の声から生まれたのが、「森のがっこう風之介」。「みんなちがうからおもしろい」森の学校です。

あっちゃん

名前:徳本敦子(とくもとあつこ)
出身地:神奈川県
家族:夫と3人の子どもと犬1匹の家族
趣味:スポーツ、旅行、映画鑑賞、読書、家族全員でリビングにいること。
座右の銘:「本当に大切なものはほんの少ししかない」
資格:普通救命講習修了、Slipstream Essential Wilderness First Aid (50 hours)(スリップストリーム野外救急法 基本の50時間)、水難学会指導員、CONEリスクマネジメントディレクター、CONEリスクマネージャー、救急救命法メディックファーストエイド ケアプラスコース修了
歴史:神奈川でのんびり育ち、東京で音楽活動をしているときに結婚、出産。夫のUターンで鳥取に移住。我が子を森のようちえんに通わせ「自然保育」に感動し「風りんりん」を立ち上げる。人生の中で夢中になったもの。「音楽」そして「風りんりん」。

けいちゃん

名前:河上啓子(かわかみけいこ)
出身:地鳥取県
家族:実の父母と夫と3人の子どもと猫1匹とサワガニとドジョウ。たまに猪子の瓜坊
趣味:釣り、映画鑑賞、歴史めぐり、デジタルイラスト、実の父と山つくり家つくり。
座右の銘:「前向きにもがき苦しむ経験は、すぐに結果に結びつかなくても、必ず自分の生きる力になっていく」
資格:普通救命講習修了、Wilderness First Aid 20時間(野外救急法20時間)、Slipstream Essential Wilderness First Aid (50 hours)(スリップストリーム野外救急法 基本の50時間)、水難学会指導員、CONEリスクマネジメントディレクター、救急救命法メディックファーストエイド ケアプラスコース修了、チャイルドマインダー(level3BTEC)
歴史:鳥取生まれの鳥取育ち。小さい頃は、木の枝にクモの巣をつけて虫取り網を作ったり蛇やカエルやカニを捕っては、食べていた野生児! 子どもだけで秘密基地を造ったり木登りをしたりと地域の人に見守られながら自由に山や川で遊んでいました。子どもが主体的にやりたいことや行きたい場所を決められて自由に過ごせ、鳥取の豊かな自然を存分に使ったようちえんに通わせたいと感じていたところ、あっちゃんから森のようちえんの話を聞き「自然保育」に感動!「風りんりん」を始めることを決意。